人権問題を扱う米の組織であるHeartland Allianceは過去2年間によけるイラクでの人身売買の100件の事例を追跡してきた。
イラクの組織の代表であるRazan Dyler氏は、Al-Monitorのインタビューに答えて、「イラクのクルディスタンを含む、イラク全土で起こっている、これらの人身売買事例を追跡するのは非常に難しかった。クルディスタンの状況は、同地域には人身売買を犯罪とする法律が無いので、イラクの他の地域よりもより複雑である。それゆえ、人々はクルディスタンでは人身売買を簡単に行うことができ、犯人たちは、ためらいも恐れもありはしない」という。
さらにDyler代表は、彼の組織が追跡した事例の多くで、人間の臓器取引、女性のセックス取引、子供の奴隷なども含まれているという。
これらの行為は、物乞いを組織し、外国の労働者を搾取するギャングによって行われていて、被害者の大部分を奴隷として、給料全部を受け取るとか規則的な休日などという基本的労働権利を奪っている。
Dyler代表は、追跡が最も容易なのは女性に売春をさせて搾取することが関わっている場合だという。
これらの形態の人身売買で、ほとんどの被害者が、イラク中部、南部の県の出身であるという。
元記事
アメリカが民主化して、イラクは「いい国」になってきている、と信じてる人はいますか?
マスコミもそこまでのプロパガンダをする「材料」がないのでしょうか、私がイラクをニュースで見るときは、ほとんどが爆弾ですね。