2008年09月15日 Tweet It!

中国の監視カメラ

中国のすべてを見る目

(1)シンセン市は30年前には存在しなかった都市だ。現在は工業都市として発達して、人口1,240万人である。マグドナルドやケンタッキーは数ブロックごとにあり、ウオルマートなど西側の小売店も進出している。
その一方、このシンセン市は中国の監視モデル都市であり、過去2年間で20万台の監視カメラが据え付けられた。街頭の上部に偽装されて高解像度のCCDカメラが取り付けられている。
この監視カメラは、近々、国の単独ネットワークに繋がり、人物認識技術で、カメラの視野に入る者は、誰でも、個人が特定されるようになる。
この後3年で、シンセン市は200万台以上のカメラが据え付けられる予定で、同市は世界で最も「監視されている」都市となる。
シンセン市は「支配された資本主義」のモデル都市となる。

(2)2006年に中国政府は、インターネット・カフエ全部とレストランや歓楽施設に地元警察に直接繋がる監視カメラを導入することを義務とした。

(3)中国では「グレート・ファイアウオール」で世界のインターネットとの接続を制限している。

(4)ゴールデン・シールドという市民管理の計画として、デジタル機器を使いネットワーク化して、国民ICカードを持たせ個人情報と写真を入れておき、即座に警察のデータベースとリンクして、個人情報を特定させるというものがある。
ゴールデン・シールド計画が完成すれば、顔写真や生体識別データなど13億人分のデータベースができることとなる。

(5)チベット
チベットのラサにも、街頭に据え付けられた監視カメラがあり、チベット暴動の時に参加者を特定するために使われ、「効果」を発揮した。
 21人の最重要なお尋ね者はこの監視カメラの画像から作られ、即座に、ポータルサイトにアップされた。
 また警察は監視カメラの映像を繋ぎ合わせて、チベットの人々の暴力行為を強調するようなビデオを作り世界へ流した。

 チベット暴動が勃発するや、中国政府は「グレート・ファイアウオール」によってチベットのインターネットアクセスを切った。
 電話回線も切られた。
 チベットの人々の全部の携帯電話には警察からのメールだけが届いた。「人々を脅かす、治安を紊乱する、もしくは社会の安定を脅かす反社会的な犯罪行為に該当するような、行動もしくは噂を流すものに対しては、徹底的に戦う」
 チベット独立グループによると、抗議行動の後の政府の弾圧によって140名の人々が殺されたが、ジャーナリストの撮った写真がないので、あたかもこのような事件は無かったかのようだ。

(6)中国はコネチカットのL-1という会社の顔認識技術を用いて、監視カメラネットワークを生かして、人々の識別を即座に行おうとしている。
アメリカの会社は中国にこのような技術を輸出してはならない法律があるので、表面には出ていないが、中国の業者にライセンスを供与して、中国で開発したことになるそうだ。

元記事

シンセン市(WIKI)

WIKIにシンセン市には「改革開放経済の過程で外部より労働人口が流入して」とありますが、農民が土地を離れ流動人口(流民)とならなければならないような政策を行った、と元記事にはあります。

表題の「すべてを見る目」は元記事ではイルミナティの象徴としてではなく、監視カメラの意味で使われています。

顔認識技術はかなり進んでいるようですが、もし目にしても「すごい」と関心してばかりいてはいけないようですね……


posted by 狭依彦 at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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