アメリカの証券委員会が米株式市場の崩壊を危惧して、空売りを禁止した同じ日(2008年9月19日)にヨーロッパのLHC(大型ハドロン衝突型加速器)(WIKI)が壊滅的な故障を起こした。
スティーヴン・ホーキング博士とジョン・C・テーラーが世界の「コーパス時計(Corpus Clock)を2008年9月19日に発表した。この時計は、イギリスのケンブリッジのCorpus Christi カレッジのテーラー研究室の外に展示してある。
スティーヴン・ホーキング博士はLHCの立ち上げから戻り、時計の発表に参加した。
注:Corpus ここでは固有名詞的に使われているのであろうが、次の意味がある。
【名-1】言語資料、コーパス【名-2】資料の集成、集成、全集【名-3】死体【名-4】元金、資本金
ジョン・C・テーラーはこの時計は「人生のすべての時を食べつくす」と言っている。
時計の上部についているイナゴは「Chronophage」と名付けられており、「悪魔のようで」あり「イナゴが食べてしまったので、時は無くなってしまった」とジョン・C・テーラーは言っている。
この時計は未発表のパテントが6つ使われており、オランダの秘密軍事研究所で製造されたという。
台座には『ヨハネによる福音書』の一節「あなたの家を思う熱心が、わたしを食いつくすであろう」が彫ってある。(*新約1954年の口語訳聖書より引用)
これは、イエスが両替人の金を撒き散らしたことと関係がある。
『ヨハネによる福音書』(*新約1954年の口語訳聖書より引用)
2:13 さて、ユダヤ人の過越の祭が近づいたので、イエスはエルサレムに上られた。
2:14 そして牛、羊、はとを売る者や両替する者などが宮の庭にすわり込んでいるのをごらんになって、
2:15 なわでむちを造り、羊も牛もみな宮から追いだし、両替人の金を散らし、その台をひっくりかえし、
2:16 はとを売る人々には「これらのものを持って、ここから出て行け。わたしの父の家を商売の家とするな」と言われた。
2:17 弟子たちは、「あなたの家を思う熱心が、わたしを食いつくすであろう」と書いてあることを思い出した。
LHC(大型ハドロン衝突型加速器)はヒグス粒子、一名「神の粒子」を発見しようとしているが、ホーキング博士は失敗するほうに100ドル賭けていた。
注 ヒグス粒子
(Higgs boson=Higgs particle。Peter Higgs(Edinburgh University)が1960年代に提案した粒子。物質が質量を持つことを説明できるとした。2001、まだヒッグス粒子の存在は確認されていない。
翌日2008年9月20日、ヘンリー・ポールソン財務長官とFRBのベン・バーナンキ(WIKI)は不良債権の政府買取を発表した。
コーパス時計は、『ヨハネの黙示録』の次の部分を象徴している。
新約1954年の口語訳聖書より引用
9:1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
9:2 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。
9:3 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。
9:4 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。
9:5 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
9:6 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
9:7 これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、
9:8 また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。
9:9 また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。
9:10 その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。
元記事(時計の公式発表ビデオあります)
聖書の引用箇所は元記事、日本語聖書の引用、太字は狭依彦です。
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