2009年05月21日 Tweet It!

報道を止めろ

報道を止めろ!イスラエルの民主主義はこんな風に見える

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先週の火曜日、著名なイスラエル人のジャーナリストAmira Hassが、ガザからイスラエルに入国しようとしていて、イスラエル当局に逮捕された。
Hass氏は日刊紙のHa'aretzの記者で、数ヶ月間ガザで暮らし、パレスチナ人の生活についてや、残忍に殺され包囲されたコミュニティについての悲惨な事実を暴露する記事を沢山書いてきた。

イスラエル軍の命令によって、ジャーナリストはガザへの立ち入りを禁止されている。
明らかに、記者のいるところ、記事があるかもしれない。記事があるところ、知識があるかも知れない。そして、知識が存在するとき、特にイスラエルのパレスチナ人に対する絶え間ない攻撃的な抑圧の政策についての知識があれば、きっと、激しい憤りがあるだろう。
真実と反対意見は歴史では迫害者にとって永遠の敵である。
だからこそ、イスラエルが自らの弁解の余地のない行為についての知識や報道を抑圧しようと望むのは驚くべきことではない。

元記事

最近、岩波新書(1182)『イスラエル』という本を少しずつ読んでいます。
イスラエルやユダヤについては、日本では親ユダヤか反ユダヤが明らかな本しか出ていないように思います。
このサイトでも取り上げていますが、日本のマスコミのガザ報道を見る限り、学者先生もイスラエル側につかなければならないでしょう。そうしないと、職を失うのでは?
そんな中で、この本は、明らかにはイスラエル寄りではないと思います。だから、結構読みにくいのですが、イスラエルの歴史を「客観的」(公平に)書こうとしているように思います。
例えば、「バルフォア宣言」がロスチャイルドに渡されたものだとか、ナチスとの秘密協定「ハアヴァラ協定」なども書かれています。
そこで見たのですが、イスラエル独立宣言(1948年)
イスラエル国はユダヤ人移民と離散民に開かれるであろう。同国はすべての住民の利益のために郷土の発展を促すであろう。同国はイスラエルの諸預言者にしたがって自由正義、そして平和に基づくことになろう。

同国は宗教、人種、あるいは性による区別なく、すべての市民の社会的政治的諸権利の完全な平等を保証するであろう。同国は、宗教、言語、教育、そして文化の自由を保証するであろう。
なんてね。「自由」、「正義」、「平和」、「平等」、「民主主義」の本当の意味がよく分かる例文ですね。
この宣言を味読するために、1948年の現在のイスラエルの地パレスチナの状況、当時のアラブとユダヤの人口構成などは勉強してね!


posted by 狭依彦 at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ以色列 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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