イスラエルのエリート部隊であるGivatiの司令官が銃器の不法使用で有罪となった。
2004年10月5日、一人のパレスチナの少女が南ガザ地区ラファにある学校へ向かっている途中で、パレスチナ人とイスラエルの兵士の銃撃戦に遭遇してしまった。少女はパニックとなり、半マイル離れたイスラエルの監視所の方に走って行ってしまい、不可侵地帯に入ってしまった。
目撃者の証言によると、「遠方に人影を発見し、銃の狙いを定めました。その後、少女だとわかりました。そして、威嚇射撃をしました。少女は、すべって転んでだが、すぐ立ち上がりました。兵士はみな興奮状態でした。Sgtオーデッドは、少女が立ち上がってから、"だれかが彼女を殴った"と言いました。司令官は少女に近づき、死んでいるように思えたので、そこを離れようとしましたが、すばやく折り返し、自動小銃の銃弾を浴びせるました。」
告発によると、被告人である25歳の司令官は軍法を破り、地面に倒れている少女に二度にわたって銃弾を浴びせ、一度その場を離れ、さらに戻って「マガジンが空になる」まで10発の弾丸を打ち込んだという。
被告人は自分の任務について「不可侵地帯に入って来る者は、だれでも、たとえ三歳であっても、殺さなければなりません。」と答えている。
弁護人は、被告人がユダヤ人ではなく兵役義務のあるDruze族の出身であったことが、緊張の元になったと弁護した。
被告人は禁固三年の刑を求刑されている。
この話を聞いたイスラエル国民はショックを受けた。軍が自己のイメージとしている誠実な民族性は揺らいでしまった。
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/01/14/wmid114.xml&sSheet=/news/2005/01/14/ixnewstop.html
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