GM作物(遺伝子組み換え作物)が自然界で生き延びているのが発見された。これはアメリカで最初のケースである。
遺伝子操作を受けた菜種がノース・ダコタの一部で自由に生えていると、今日、ペンシルバニア州ピッツバークのアメリカエコロジー協会の集会で語った。
この発見に関わった学者たちは、これはアメリカでは遺伝子組み換え作物の監視と規制が適正さを欠いていることを示すものだとしている。
GM作物が1990年代初頭に導入されてから、アメリカではその使用が劇的に増えている。
昨年は、世界で栽培されている遺伝子組み換え作物の半分程度がアメリカで栽培されている。それに次ぐのがブラジルでたったの16パーセントである。
いくつかの国では、遺伝子組み換え作物が耕作地から逃げ出したものがある。カナダ、イギリス、日本などもそれらの国の一つだ。しかし、アメリカの非耕作地では、過去には遺伝子組み換え作物は見つかっていなかった。
元記事
ニッポンはどうかなと見ていたら、やっぱり、もう逃げ出しているのですね。
ところで、GM作物、例えば虫が食べないのは「なぜ」ということは、学校などで教えられているのでしょうか。素朴なギモンです。
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アメリカは訴訟社会なんで、どこかの農場主や環境保護団体が告訴してくれればいいんですがね・・・
気がついたらミュータント雑草だけに覆われた惑星になっちゃうかもよ。
なんと、文化省(農水省かも)は関東地方の一部の県に「遺伝子組み換え励讃小冊子」を配布しているようです。
ニュース欄によると、評判を見て全国配布にするそうです。
とんでもないです!
一般的なGMのマイナス面(私はマイナス面ばかりだとは思いますが)は教えられているのでしょうか?
>遺伝子操作を受けた菜種がノース・ダコタの一部で自由に生えている
遺伝子組み換え作物も、色んなタイプがあるのでしょうかね?
例えば「従来の古い種子をとっておく必要性のない遺伝子に手を加えたハイブリッド種子あたりは、生物工学的要素で種子の遺伝子構造を変化させ種子を作らないように仕向けて自己再生を不可能にする技術であり、手を加えられた種子は1年だけは作物を実らせるが翌年に種子を実らせることはできない。このような種子は、組み込まれたターミネーター遺伝子のせいで一度しか作物を実らせない。したがって、新しい種子を手に入れるためには、農家は遺伝子に手を加えて性質を変えた種子の特許を保有する企業のところに行ってまた買わなければない」ともまたちがう種もあるとか・・・。
いずれにしても、自然の基本原理の1つである種子を目茶苦茶にしてしまっていることや、不自然に「より丈夫で収穫量の多い作物を実らせる」という点では共通している気はします。
そういえば、作物で気になることがあったんですが、「猛暑の区切りがついた」という意味なのか、今年の日本史上最高の猛暑の原因(「偏西風の蛇行」や「ブロッキング現象」…も、「地球温暖化が原因」としか言ってませんが…)を最近よくところどころで聞くのですが、それとセットとされるようによく作物のニュースも合わせて聞くような気がします。
例えば、米あたりは今年の猛暑の中でも本来太陽の暑い日照りを好むせいか全体的には良いとも聞くんですが、その反面(春頃の低温も影響してるようですが)逆に暑すぎて夜になっても気温が下がらずにコメの成熟に必要な日中と夜間の気温差が十分でなく、成熟しきっていない白い部分が残っている米粒も多かったとか。
りんごの生産あたりも、夜間の最低気温が下がるのが遅く、なかなか赤くならずに収穫が遅れているとも・・・。
詳しいことはわかりませんが、ただそういう「問題」を聞くと個人的に気になるのは、もし今年の『猛暑の原因』が人為的な気候コントロールで操作されたものだとするならば、
そして遺伝子組み換え作物がそんな極端な気候に左右されず「より丈夫で収穫量の多い作物を実らせる」ものだとするなら、
日本でも遺伝子組み換え作物が表立って本格的に導入させたい流れなのかな?とも考えることもあります・・・。
経済効果はよく知って(教えられて)いても、危険を知っている(教えられている)人がどれだけいるのでしょうか?