
インドで2001年に降った赤い雨に地球では見つからないような細胞が含まれていたという話がここ数年語られている。
今や、この細胞は再生することができるという証拠が見つかり、この論議を活発にさせるだろう。
2001年、インド南部のケララ地方に赤い雨が降ったが、それが2ヶ月続いた。
近くの大学の研究者がその雨を集めて分析した。
雨水には、地球の普通の微生物のように見える赤い細胞が沢山含まれていた。
しかし、奇妙なことにこの細胞にはDNAの痕跡が全く見当たらなかった。このためほとんどの細胞が候補から除外され、赤血球だけに可能性があったが、雨水によってすぐに破壊されてしまうはずだ。
研究者は2006年にこの細胞について、彗星によって運ばれた地球外生物の可能性も含めて発表した。
彗星に付いてやってきた細胞が、大気圏に入った彗星が爆発して、拡散して、それが地上に落ちてきたというのだ。
パンスペルミア説(胚種広布説)は、生命は彗星、小惑星、星間塵雲など宇宙のいろいろな場所に存在し、地球の生命もそれが元になっているという理論だ。
この説を信奉する学者と共同で研究は今日まで続けられている。
今日、この細胞は121℃の温度で明白に再生することが確認された。この状態で、母親の細胞の中に娘の細胞が現れ、その数が121℃の環境で増えているという。
対照的に、この細胞は室温では不活性だという。
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