イギリスの北ノーフォークの海岸では、アザラシを見るツアーなどが行われていて観光の目玉であるが、そのアザラシが正体不明の傷で死んでいる。
アザラシは天敵もおらず、人生の9割の時間は何もせず、のんびりと生きているようであるが、実際は大変なことになっている。
北ノーフォークのコロニーには600頭ほどのアザラシがいる。
その中で数十頭が、これまでに、ボロボロな状態で死んでいる。ぞっとするような切り傷で切り刻まれている。傷は首から始まり、胴体をスパイラルのように周り、厚い皮膚と脂肪層を貫通していて、巨大な鉛筆削り機で切ったようだ。(元記事に写真あり ちょっと残酷)
また、そこから300マイル離れた東スコットランドの海岸にも120頭の群れがいるが、同様の目にあっている。この群れは、ここ数年ですでに大きく数を減らしている。
現在、イギリス当局の専門家と警察が原因を調べていて、正当な理由もなく非人道的な殺し方をしている犯罪としている。しかし、ここ2ヶ月以上の捜査でも犯人は見つかっていない。
捜査の対象として、巨大なプロペラ駆動のボートのエンジン?巨大なサメ?アザラシをゲーム・フィッシュとみなす残虐な釣り人で、アザラシを害獣とみなして効率的に駆除する残酷な方法を編み出したのか?
捜査官はその原因には1000以上の仮説があるとしている。原因は何であれ、北ノーフォークのアザラシは地域の生態系にとって重要で、毎年10万人以上を呼ぶ観光資源として経済に対しても重要である。
イギリスでは1988年から2002年にかけて、アザラシのディステンパー・ウイルスによって東海岸のアザラシが数千頭死に、数が激減した。
このウイルスの原因も分からず、ミステリーであった。
今回の奇妙な傷での死は2008年の夏から始まった。それ以後、スコットランドで12頭、北ノーフォークで38頭、同様に死んでいる。実際の数は発見された死体よりも数割多いのではないかと懸念される。
船のスクリューなどが最大の容疑者であるが、スクリューに巻き込まれてできた傷とも思えないところがある。
元記事
元記事の写真はパックリと割れていて、肉が見えています。
アメリカなどのUFO関係と言われる、牛などの切断を想像させます。
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ということは、「引っかかる」のではなく、「引っかける」目的を持って、そのようなものが動かされているのかも知れませんね。