2011年02月16日 Tweet It!

ヨルダン王の警護が国民を撃つ

ヨルダン:王のボデーガードが抗議活動参加者を撃つ

ヨルダンのアブドラ王の大学訪問は昨日暴力沙汰となってしまった。王のボデーガードたちが抗議活動参加者を銃で撃ったからだ。
ヨルダンの外務大臣Nasser JuidaがCNNのWolf Blitzerに「ヨルダンはムバラクのエジプトとは違う。というのは、ヨルダンでは民主化がよく進められているからだ」と語ったすぐ翌日、この事件は起こった。

公式報道では撃たれたのは若者4人で、2名が負傷したというが、4名が死亡したといううわさもある。

元記事

キシンジャーがエジプトは劇の第一幕にすぎないと言っていますが、イラン、バーレーンなどいろいろなところで「民主化運動」が起こっていますね。

日本のメディアなどは「民主主義」が力を得ているというスタンスですが、大きな原因は、報道されていないほど各国はひどいことになっており、食料価格の吊り上げ、緊縮財政による締め付けなどに対する、やむにやまれぬ蜂起ではないでしょうか。
エジプトなどでは、貧困層の割合が高く、日々2ドル以下で暮らさなければならない人が30から40%で、食料価格の例えば10パーセント上昇は死活問題だといいます。吊り上げているのは、当然、グローバル・エリートの仲間。

民主化が広範に浸透して、イスラム原理主義が支配権を得て、イスラムがこの70年ほどの「共産主義」の役割を果たし、第三次世界大戦へという筋書きでしょうか?

「共産主義」にしても、参加していった大多数は、世界を支配しようということではなく、人々の幸せのためだと思います。
それだけに、共産主義の本質が見えませんでした。
今回の革命にしても、それを指導している多くの人は国や同胞を思い、自分を犠牲にしている人であると思います。
それだけに、この革命の本質が見えなくなっているようにも思います。

何度も書いていますが、この革命が、本当の人々のための革命になりますように・・・・・・
posted by 狭依彦 at 21:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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