2011年04月13日 Tweet It!

米放射能レベル最大の水道処理場

アメリカの13の州の23の場所で放射能が水道水から検出されている。これは、日本の福島第一原発での巨大放射能漏れに続いて現れた粒子によるものだと思われる。

その中でヨウ素131のレベルが最大のものはQueen Lane処理場であった。

しかし、当局者によるとフィラデルフィアのヨウ素131は日本とは関係がないかも知れないという。
ヨウ素131は大量または長期間に渡って体内に入ると甲状腺癌を引き起こす可能性がある。

オレゴン州立大学の保健物理学者Kathryn Higleyは、もっとも可能性がある汚染源は、近くまたは上流の医療施設であり、そこでは癌患者をヨウ素131を使って治療している。そのヨウ素131が患者たちがトイレに行くときに水源の水に混じった可能性があるという。

EPAの職員は今年の4月に昨年の夏にもヨウ素が検出されていたと発表した。

元記事

アメリカでも沢山の場所で水道水やミルクから放射能が検出されているようです。
しかし、日本から飛んできたのでもなさそうなのもあるのか、その説明の一つです。

この記事とは違いますが、放射線チェックを受ける日本の子供の写真を載せた記事がありました。

日本でもその画像ありました。(日本発の情報なので当然でしょうが)



posted by 狭依彦 at 21:43 | Comment(3) | TrackBack(0) | 原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前、劣化ウラン弾のことを調べるために劣化ウランの報告が詳しく書かれた「劣化ウラン弾〜湾岸戦争で何が行われてたか」という本を読んだ時、その本にウラン開発で被害にあったインディアンの人達のことが書いてあったことを思い出しました。
長くなりますが、特に気になったところを載せていきます。


【第13章 インディアン居住地でのウラン開発  マニュエル・ピノ】

インディアン居住地でのウラン開発は、米の原子力産業の歴史と重なり合う。
第二次世界大戦中、核兵器研究機関がインディアン地域の中心であるニューメキシコに設けられた。
ニューメキシコ州北部の6つのプエブロのくにぐには、原子爆弾を開発したロス・アラモス科学研究所から30マイル内にある。1945年7月16日に原子爆弾実験が行われたニューメキシコ州のトリニティーと呼ばれる砂漠の辺境地は、メスカレロ・アパッチのくにの60マイル内にある。1950年〜68年の間にインディアン居住地で製造されたウランの大部分は、合衆国原子力委員会から出ている。供給元はナバホ、プエブロ族の土地の中心部、世界最大のウラン鉱脈である西南部グランツ鉱山帯だった。政府はナバホ、ラグナ、アコマ族の鉱夫に対する「健康と安全に対する規制を怠り、その危険性を認めなかった」ので、鉱夫の大部分はガンやその他の関連する病気にかかった。政府は鉱山会社に奨励金を出し、インディアン鉱夫にアメリカは危機に瀕していると愛国心的義務に訴えた。初期のウラン開発には、ツルハシとシャベルの手作業だった。ダイナマイトの発破直後、粗堀の換気もない採掘坑に送り込まれ、ラドンガスとシリカを含んだ粉塵を吸い込んだ。採掘坑の壁から滴り落ちる汚染水も口にした。衣服などにウランが付着したまま帰宅し、それは家族のものと一緒に洗濯された。
ラグナ居留地内のジャックパイル鉱山では、ウラン開発が行われた30年の間の一例として、堆積した放射性塵埃によってそこで2分間滞在するだけで1日の許容限界に達するほどだった。
ガンを患ったインディアン鉱夫の大部分は、政府がウランの市場をつくったのだから、採掘に従事した人の健康に対する損害は政府に責任があると感じている。採鉱が開始されて20年たち死亡する鉱夫が増えはじめて、やっと政府は鉱山業者の反対にもかかわらずウラン鉱山向けの放射線被曝基準を設定。この基準が環境保護の立法化と高品質の鉱石の世界的過剰供給と相まって、インディアン居住地でのウラン生産を終わらせた・・・。
今日、インディアンの土地では「何トンもの放射能を帯びた鉱山廃棄物」が野ざらしにされている。
雨水によってウラン副産物や毒性金属は地下水に溶解、潜在的に長期にわたる影響をもたらす可能性がある。
ナバホ族廃鉱地事務所の試算によれば、ナバホ居留地の多くの辺境地には埋め戻されなかった廃坑が今でも1000以上ある。
こうしたウラン鉱の小さな坑口は穴が開いたまま水が溜り、知らずに子供が泳いだり動物が飲んだり(野生生物は、放射能の成分に気づかないのだろうか?)する可能性がある。
ラグナ・プエブロでは、3000エーカーほどのジャックパイル鉱山が1982年に採鉱を停止した後7年間そのまま放置されていたため、居住者自身で埋め戻し始めた。ジャックパイルは操業30年で世界最大の開坑鉱山となったが、埋め戻すのは初めての試みだ。世界でも類例はない。ラグナ・プエブロの人々は、鉱山区域からわずか2000フィートしか離れていないパグエイト村に住んでいる。パグエイトの住民の多くは、初めての試みだから採掘坑と精錬所の埋め戻しには監視や追跡調査が欠かせないと感じ、
さらに住民の間でガンや関連する病気の発症例が増えていることに対しても心配が高まっている。
ナバホとラグナの住民は1990年放射線被曝補償法の改正を求めて活動している。この法律は、今のところウラン露天掘鉱の作業員やウラン精錬労働者への補償が含まれていない。
ウラン採掘の後遺症は続いている・・・。
Posted by それでも 地球と人類を愛した者へ at 2011年04月14日 18:19
【第14章 ウラン、ペンタゴン、そしてナバホ  アンナ・ロンドン】

私達ナバホは創世神話の中で、ウラン(ナバホはそれを地下世界からのクレッジ<cledge>と呼ぶ)は大地の中に留めておくべきものだと教わってきた。それは黄色の物質で、昔からの言い伝えで知っていた。神々のお告げによれば、私達には「黄色いとうもろこしの花粉」にするか「ウラン」にするか選択する自由があり、ナバホは生命を強める成分があると信じられているとうもろこしの花粉を毎朝身につけてお祈りし、持ち歩いては、美しい生活の仕方を選び取った。
もしウランを地中から解き放ったら世界中の先住民文化でもそう考えられているように、それは邪悪な蛇になって災害や死や破壊をもたらすだろう。
私達は今その瀬戸際にいる。
これが、私達の知っている魂の自然法についての背景を説明したものだ。
1941年に私達の居留地であるニューメキシコ州シップロックの近くのカリッゾ山脈で、カーノタイトと呼ばれる鉱脈を連邦内務省インディアン局の人達が発見した。彼等は国防総省と原子力委員会にこのニュースを伝えた。マンハッタン計画(原爆製造計画)は、当時ウランを使用する秘密の計画だった。カーノタイトには、パナジウムとウランの両方が含まれている。
アメリカは1942〜45年までに「11万トン」のウランを掘りだした。
さらにマンハッタン計画特別工区はユニオン鉱山開発会社と契約をし、米軍艦の硬い合金をつくるためにパナジウムも採掘。
1946年〜68年までに「1300万トン」のウランが採掘された。
仕事にあたった1500人の鉱夫が、今では半数以上がガンと呼吸器系の病気で死亡いている・・・。
1954〜68年までに、4つのウラン精錬所が建設された。地下1000mから掘り出した選鉱屑や、埋め戻されていない露天鉱跡がまだ私達の居住地に残っていて、子供達がウラン屑の中で遊んでいる。家は選鉱屑でつくられている。人が住んでいる600戸の家はウラン屑つまり実際に鉱山から採ってきた石でつくられている。
1979年の核事故で、「約9500ガロンの放射能汚染水」がチャーチロックのダムから漏れ出した。
私達は「今でも汚染された中で暮らしている」。
家畜は「今も汚染されたまま」だ。
水資源会社はオーストラリアのウラン資源会社の子会社だが、現在2つのウランの液化採掘を提案している。石油や天然ガスの採掘と同じ工法を使う。私達に「環境にやさしい方法」と言って化学薬品を地下水脈までに流し込んでウランを吸い上げようとしている。原子力規制委員会は最終的な環境影響報告書を再審査しているが、ここの委員は同僚のものをモニターしているだけなのだ。
企業やテロリストやアメリカ陸軍や国防総省の政治的な手先なのだ。
巡航ミサイルの実験場に隣接したところに、開業を提案されている鉱山が2つある。ニューメキシコ州ギャラップだ。問題の鉱山があるチャーチロック、クロウポイント。そして巡航ミサイルの打ち上げ実験予定地のフォート・ウィンゲイト。来世紀までに80〜100回実験が行われる(1996年現在)。
環境影響報告書によればまったく害はないといっているが、私達は避難計画をつくるつもりだ。しかしフォート・ウィンゲイトには学校が1つある。そこはまた、合衆国軍が1800年代に私達を人質として閉じ込めた場所でもある・・・。
Posted by それでも 地球と人類を愛した者へ at 2011年04月14日 18:23
>政府は鉱山会社に奨励金を出し、インディアン鉱夫にアメリカは危機に瀕していると愛国心的義務に訴えた。

ありがとうございました。
インディアン(アメリカ先住民)と、現在の日本人はどうか分かりませんが、日本の土地に過去住んでいた人たちとは血が近いはずですね。
日本が原爆を(人体実験として)落とされた最初の国であり、また、大きな原子力の試練を迎えているのも、この「ウラン」を解き放つなという警告に関係しているようにも思えますね・・・・・・
Posted by 狭依彦 at 2011年04月14日 20:41
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