2011年10月31日 Tweet It!

NYの臓器密売裁判

ニューヨークの臓器密売者

ニューヨークの臓器密売者がイスラエルで腎臓を1万ドルで買い、それをアメリカで12万ドルで売ったことの罪状を認めた。

この人は60歳のLevy Izhak Rosenbaumで、正統派ユダヤ教徒である。
男は近所のユダヤコミュニティ人たちには自分は建設業を営んでいると説明していたという。
男は2年ほど前に、他の40数名と供に、臓器密売の容疑で逮捕されていた。

男の弁護士によると、男はただの仲介人の役割をしただけで、密売という犯罪を犯した意識はないという。また、臓器を売り込んだことはなく、重い病気の患者のために、腎臓のドナーを見つけてやっただけだという。
男が売り込んだ腎臓は、アメリカの有名な病院で移殖専門家によって手術をされ、提供を受けた人は健康に暮らしているという。
また、臓器提供者は自分がやっていることを100%理解していたという。

しかし、臓器取引専門家のNancy Scheper-Hughesによると、過去においては、イスラエルの臓器提供者は「社会の下層民」であり、モルドバ、ルーマニア、ロシアからの非常に貧しい移民がほとんどであったという。

Rosenbaumは最大5年の禁固と25万ドルの罰金を受けるかもしれない。また、既に、腎臓の売買で得た42万ドルは没収されている。

専門家によると、国際的に、現在出回っている腎臓の1/4が密売である可能性があるという。

Rosenbaumの裁判を行っているニュージャージの当局者によると、「人間の臓器のブラックマーケットは公衆衛生に大きな脅威であるだけでなく、生命を救うような治療を受けることのできない者の犠牲の上で、多くを支払うことが出来る金持ちが治療を受けることができている。このような人間の尊厳に対する侮辱を許すわけにはいけないだろう」という。

元記事

この話、腎臓の出所はどこかと、逮捕された時は恐ろしい話でした(今でもそうですが)。
過去の記事にあると思います。

また、この1/4には、この話とは別のアジアの国々も噛んでいるんでしょうね・・・・・・
posted by 狭依彦 at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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