
最新の報道によると、ギリシャ国民の約20パーセントに当たる二百万人以上が、政府の財政危機を乗り切るための超緊縮政策のあおりを受け、貧困状態で暮らしているという。
ガーディアン誌の報道によると、貧困のため500ほどのギリシャの家族は子供をあきらめて、里親に出すところもあるという。
一方、政府関係者は現在行われている緊縮財政と構造改革によって、結果的にはEUで最も競争力のない経済を良い方向に向けると主張している。
ギリシャの債務危機は、平和的ストライキから、緊縮政策に反対しての暴力的で流血を伴う全国的な抗議活動まで幅広い社会不安をかもし出している。
EUとIMFは救済策を2つ与えているが、これは公務員の給与と年金のカット、税金の引き上げ、年金システムの見直しを柱とした緊縮政策を見返りとしている。
元記事
金をやるから、もっと国民を苦しめろ。
その金は、誰のフトコロに入るのでしょうか?
どこかの国でも、(翻訳すれば)「われわれの方が緊縮政策を行う正当性があるから、与党にはやらせない」とほざいている党があるようですが、「私は○○党に税金を上げてもらったほうがうれしい」と喜んで受け入れるのではなく、「生活苦しくなるよ」と単純に考えられるようにしておきたいものです。
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