2005年03月25日 Tweet It!

残虐行為はメンゲレだけではなかった

ナチスの悪名高い科学者ヨーゼフ・メンゲレは、当時のエリート科学者に支援されていた。メンゲレは幼稚園を設立したり、強制収容所で子供たちにヴァイオリンを弾いて聞かせたが、一方、子供の心臓にクロロフォルムを注射したり、発疹チフスに罹らせたり、酸を使って女性の卵管を傷つけたりした。

このような悪行はもっと紹介されているが、Dr Susanne Heimは、メンゲレだけが「死の天使」ではなかったことを明らかにした。

記録によると、the Kaiser-Wilhelm Instituteの研究者がメンゲレをサポートしていたという。その中には20名以上のノーベル賞受賞者も含まれていた。これらの研究は、ヒットラーの超人を作り出すために行われていた。

Dr Heimは「ドイツの科学者はナチ政権によって抑圧されていたと信じられていて、悪いのは一部のナチだけだと信じられていたが、実は、これらの科学者は天国にいたのだ。超人を作り出すためにはどんなことをやっても許された。この時期の「仕事」が医学の発展に寄与したことは間違いないが、最近まで、ナチスによって安楽死させられた人の脳が研究に使われていたのだ」と語っている。

メンゲレの逮捕状は1959年に出されたが、彼はその20年後にブラジルで死んだ。彼のやったことの記録は何も残されていない。

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posted by 狭依彦 at 15:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近現代史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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