2012年04月04日 Tweet It!

食糧価格でのギャンブル

大手投資銀行の投資は、世界の最貧の人たちにとっては食糧価格を吊り上げるだけのもので、何百万人が飢餓と貧困に投げ入れられることとなる。
ここ5年で銀行やヘッジ・ファンドの日用食糧への投資は410億ポンドから790億ポンドに増えた。そのおかげで、食糧価格は30年間で最高となり、現実の食糧の需給とは関係なく急激な価格の乱高下を招いている。

ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バークレイズ・キャピタルなどのヘッジ・ファンド、ペンション・ファンド、投資銀行などが、現在では、日用食糧市場を支配している。

2011年の農業製品への思惑投資はすべての国々の農業援助の総額の20倍であった。
ゴールドマン・サックスは日用農業製品市場での最大のプレイヤーであるが、2009年の食糧投機では6億ポンドを稼いでいる。第二位はバークレイズ・キャピタルで2010年には3億4千万ポンドの利益をあげている。

食糧は1990年代から2000年にかけて、ゴールドマン・サックスなどの強烈なロビー活動によって、それまでの規制が緩和され、先物の投機的投資が行われるようになった。

2008年からの食糧不足は、需給の関係、バイオ燃料などのせいにされてきて、有力な学者たちは、投機を直接の原因にしたがらないが、ある程度の影響を認めざるを得ない。

例えば、2010年度世界の小麦価格は倍に上がったが、世界の小麦の供給量は減っていないことを、インドの学者も認めている。

ケニアのシングルマザーで失業中の女性、8歳の娘があり、83歳の父親の面倒を見ている。
最近、ケニアで食糧価格が急上昇したとき、彼女の家族は極端に節約することを余儀なくされた。
「昼食を食べるのはやめました。そして、ほとんどない残りを夕食で食べなければなりません。
お茶は砂糖抜きで飲んでいますし、また、時には朝食を食べられないこともあります。
食べ物を買うお金を得るために、すごく沢山の洗濯をしに行きますが、時々、非常に疲れて倒れてしまうこともあります。
夕食は、水と塩と小麦粉を混ぜたものを1,2カップ食べるだけです。
生きてゆくことが、ものすごくたいへんです。」


元記事
この元記事はイギリスの新聞。
このサイトでは3月23日の記事でも食糧価格の話を取り上げています。http://icke.seesaa.net/article/259649983.html

「ゴールドマン・サックス」というのは非常に「嫌な」言葉の響きだと思うのですが、そう思う日本人はあまり多くないでしょうね。
築地とゴールドマン・サックス、何か関係があったように思いますが、これも「食糧戦略」の一環だったのでしょうか。
怖い、怖い・・・・・・


posted by 狭依彦 at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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