アナトリア通信社が本日発表したところでは、イスラエルはギリシャ系キプロスで自国のイスラエル人によるエネルギー・プロジェクトを行うことを望んでいる。そして、このプロジェクトに関わるイスラエル国民を保護するために、最大2万人の兵士を派遣する方策を探っている。
イスラエルのネタニヤフ首相はキプロスの大統領Demetris Christofiasと1月16日に会談を行い、二国間のジョイント・ベンチャーについて話し合った。会談の内容についての詳細は伏せられている。
アナトリアのギリシャ系キプロス政府に近い情報筋は、会談でキプロス大統領はネタニヤフにトルコ系キプロスへのイスラエル財界の投資を止めさせるように求めたという。
イスラエルは天然ガスの開発を行う予定で、自国民の労働者とその家族計3万人を派遣するという。
これにより、安全保障の問題があるため、兵士を最大2万人派遣して保護に当たらせるという。
(WIKI)キプロス島は、事実上2つの国家に分断されており、南部がキプロス共和国政府(ギリシャ系住民)が支配する地域、北部が北キプロス・トルコ共和国としてトルコ系住民が分離独立を主張している地域となっている。
元記事
キプロスの人口は87万人だそうです。そこへ、5万人も行けば、キプロスは植民地みたいな扱いですね。
キプロスはユダヤ人にとって大切な場所ではなかったかと、少しだけ調べてみました。
聖書時代の初期には、サラミスにはユダヤ人の大きな共同体があり、キリスト教宣教者たちは「ユダヤ人の諸会堂で神の言葉を広めはじめたそうです。
また、そのユダヤ人は、バビロン捕囚後のディアスポラであったといいます。
中世ではキプロス系ユダヤ人をセファルディムと呼ぶ英語があります。セファルディムは、ディアスポラのユダヤ人の内、主にスペイン・ポルトガルまたはイタリア、トルコなどの南欧諸国に15世紀前後に定住した者を指す言葉だそうです。
また、現代では、映画『栄光への脱出』に出てくるように、第二次大戦後、パレスチナに向かうユダヤ人が英国によって一時キプロスに収容されていたそうです。
きっと、グルジアのようにキプロスは歴史的にユダヤ人にとって大切な土地だったのではと想像します。
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