他のすべてのアメリカ人と同じように、私は、アメリカがヒロシマやナガサキに原子爆弾を落としたのは、第二次世界大戦を終わらせ、米国人と日本人双方の命を救うためだと教わった。
しかし、当時の米軍の上層部のほとんどの者が違ったことを言っていた(原爆投下に反対していた)。
トルーマン大統領が日本の空爆を研究させるために指名した米戦略爆撃調査グループは1946年7月に報告書を作り、次のように結論している。
すべての事実を詳細に調査したのと、生き残った日本の指導者たちの証言から、原子爆弾が落とされていなくても、さらに、ロシアが参戦していなくても、本土攻撃が計画されていなくても、1945年の12月31日には確実に、またたぶん1945年の11月1日には日本は降伏していたと考えられる。
アイゼンハワーは、日本は降伏する用意があり、あのような恐ろしいものを使う必要が無かったと言っている。
もし原爆が戦争を終わらせるのに不必要なものであり、特に多くの軍の上層部や、政治家たちが反対しているのを押し切って行われたならどのような理由があったのだろうか。
一つの仮説として、科学者たちが自分たちの作った「おもちゃ」を弄びたかったのだというものがある。
しかし、マンハッタン・プロジェクトの科学者の大部分が日本に対して原爆を使うことに反対していた。
アインシュタインによると、大部分の科学者たちが急に原爆を使うことに反対していたという。彼の考えによると、原爆は軍事的、科学的な目的ではなく、政治的な目的で使われたという。
また、科学者の中には原爆の威力について疑問を持っているものが多かったので、原爆のデモンストレーションのため、人口の多い街で爆発させられたのだという考えもある。
原爆が使われたのはソビエトとの冷戦が見込まれており、それに対して優位に立つためという政治的な目的があった。
トルーマンの真の目的はソビエトのアジアでの拡張を制限することにあり、ソビエトの参戦で日本が降伏したという状況を作りたくなかったからである。
トルーマンは原爆を落とす3日前に、軍の将軍、マッカーサー、アイゼンハワー、William Leahyらに、軍部には原爆を使う必要があると考えるものは無いと言われている。
元記事
元記事には、軍の上層部の証言を書いた記事とか、いろいろ引用されています。
さてさて、「第二次世界大戦を終わらせ、米国人と日本人双方の命を救うためだ」ってコトはあり得ないですね。
日本の学校でも、このように教わっているということは無いでしょうね?
ソ連に対する牽制だとしても、原爆を落とした後の、ヒロシマ、ナガサキでの米軍の原爆の影響についての研究はしっかりしていましたね。
私はアインシュタインは信じていないので、彼の言っていることは眉唾です。
私は、こういうことを考える時、「国」という単位で考えてはつかめないと思っています。陰謀論者の習性かも知れませんね。
誰が、誰の利益のためにやっているのか。裏で権力握って動かしている数少ない奴がいる。
共産主義ソ連も奴等の「ある目的」に奉仕するのために作られたものでしょうからね。
この当りの原爆から、原爆を落とされた国への平和利用の原発までは、陰謀論者ではない(と本人が言っている)鬼塚先生が書いているので、私には非常に勉強になっています。