マヤの神官たちは先週マヤの長期カレンダーでの今の時代の終末を記念するセレモニーを開始した。セレモニーは、ダンス、お香を焚く、神に感謝をささげるための儀式などからなる。
マヤ人たちはメキシコシティの公園で「ニュー・ファイヤー」セレモニーを行った。しかし、マヤの地域での先祖の神殿で儀式を行うことは政府から禁止されていると不満を漏らしている。
メキシコでは80万人のマヤ人たちが生き残っていると推定されているが、彼らは1618年頃にはじまった今の古いバクトゥンが終わり、新しいバクトゥンがより良いものであることを望んでいる。
今のバクトゥンには、痛ましいスペインによる征服の後の時代が含まれている。マヤ人や他の原住民たちは、神殿や聖なる書物がシステマティックに破壊され、ヨーロッパの疫病と強制労働によって人々が死に続けるのを見きたからだ。
儀式を行っている神官は、マヤのカレンダーで西暦2012年で世界が終わるという解釈には反対している。
「新しいバクトゥンには、戦争、紛争、飢饉などが終わりを告げるように祈っています。我々は征服されたわけではない。まだここにいる。生きている。文化も、言葉も、食べ物も、歴史も生き残っている」と神官Jose Manrique Esquivelは言っている。
政府関係者は次のように禁止理由をあげている。
「1つは訪問者の安全確保のため。もう一つは、遺跡の保存のため。特に、沢山の訪問者が訪れる日には重要となる」
元記事
この視点(前のバクトゥンと生き残っているマヤ人)からのマヤの2012年12月関係の記事は、日本では、ほとんど見なかったような気がします。