政府の緊縮策に反対して、キプロス人が数千人、大統領官邸前をデモ行進した。
反対集会は日曜日に首都ニコシアで行われ、「必要最低限の資産には手を出すな」とか「キプロスの破産にノー」などの垂れ幕が見られた。
集会参加者は「仕事を守り、我々のつつましやかな財産を守りたい。これは、ヨーロッパの友人たちによってこのような状況に追い込まれたのだ」と言っている。
集会には、職を失うことを危惧した銀行の従業員数百名も参加している。
この抗議集会は、貸し手を良い銀行、悪い銀行に分け、年金を国有化することが議会で投票された翌日に行われた。
一方、キプロス政府は緊急援助策を確かなものにするために国際的な貸し手たちと交渉を開始した。
キプロス財務相の声名によると「交渉では大きな進展が見られた」と言う。
キプロスの首脳陣と国際的貸し手のトロイカはいくつかの法律について交渉を進めている。その中には、銀行預金に何らかの形で税金を課金するという重要な法案も含まれている。
このトロイカとはECB(ヨーロッパ中央銀行)、IMF、EUである。
3月26日までは、現金引き出しを防ぐために、キプロスの銀行は閉鎖される予定だ。これによって、現金引き出し機の前に人々は長蛇の列を作ることになる。個人の口座からは、一日に260ユーロの引き出しに制限されている。
元記事
この記事は、ちょっと古い記事ですが、日本語の情報ではキプロス情勢は分かりづらいですね。
検索したらウオール・ストリート・ジャーナルの日本語訳があったのでそれを見ましたが、よく分かりませんね。(ウオール・ストリート・ジャーナルを見て、本当の状況が分かるはずはないと思いますが)
確か、この後、緊急援助策が決まって、キプロスはEUから離脱することはとりあえず避けられ、国際市場も安定してきたのでしたね。
別の記事では、この集会の様子を写したビデオがあります。
かなり緊迫しているようです。
そして、Bank of Cyprus銀行の支店で爆発によって窓が壊されたという情報もあります。
私は、銀行というのは悪い奴らだと思っていますので、その銀行の犯罪行為によって、キプロス国民は預金を失う、年金も失う恐怖があり、このような行動に出ていると想像しています。
また、このECB(ヨーロッパ中央銀行)、IMF、EUのトロイカは悪い奴等であると思い込んでいますので、通常、一般人はそうは思っていないでしょうから、状況を想像することは私よりもずっと難しいでしょうね・・・・・・
日本にいたら、将来、このようなことは起こるはずがないと思えますが、私はコワイ・・・・・・
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