2013年10月17日 Tweet It!

イラク:死体を数える

土曜日、バグダットの混雑した商業街で自動車爆弾が爆発した。
教師のKamal Mahmoudは爆発を目撃した。Mahmoudはニューヨーク・タイムズのインタビューに答えて、「顔に爆発の熱を感じました。血にまみれた女性2名の体が道路の真ん中に投げ出されていました。一人は足がありませんでした」
この女性が生き延びたがかどうかは明らかではない。14名が殺された。

今年は政治的暴力が増加している。米国が2011年に一部撤退してから最も血を見ている年である。
メディアの報道によると、2013年には暴力で六千人が命を落としている。九月だけでも千人を越えている。
これらの数字は多くが報道機関に記録された死者の数であるが、これはイラクの死亡数の全体像をつかむには不正確であるとされている。

Public Library of Science誌で公表された新たな研究によると、医学雑誌が2003年からのイラクの死亡のより正確な実態を描き出そうと試みている。
ワシントン大学、Simon Fraser大学、 John Hopkins大学、バグダットのMustansiriya大学からなる国際チームが2000軒をサンプルとして、家族の人たちの死亡に関する情報を集めた。
それによると、2003年から2011年の間に、約50万人のイラク人が戦争に関する原因で亡くなっている。死亡の六割以上が、暴力−銃撃、自動車爆弾、空爆などの直接的な暴力によるものだ。
残りの四割は、侵略、占領、それに続く政治的・宗派的な暴力による、生活基盤や保健体制の崩壊が原因である。


元記事

イラクの事はほとんど気にしませんが、「九月だけでも千人を越えている」というのはすごいですね。
情報が無いので何ですが、「宗派対立」で憎しみあって殺しあっているようなイメージですが、例えばシリアの「反政府勢力」のようなものもあるのかも知れませんね。
posted by 狭依彦 at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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