このチップはフロリダのヴェリ・チップによって製造されており、米粒ほどの大きさで、16桁のIDコードが記録されている。これを病院でスキャンして、そのコードをもとに医療情報のデータ・ベースから情報を取り出すわけだ。
現在、世界中で2000が埋め込まれており、米国では2つの病院がスキャナーを装備している。チップは昨年FDA(米食品医薬品局◆厚生省の一局で、食料品、医薬品、化粧品の検査や取り締まり、認可などを行う)の認可も受けた。
現在までに、メキシコでは1000名以上の患者に医療用チップが埋め込まれている。また、メキシコの法務省では機密データのアクセスのため200名近くの職員にチップを埋め込んでいる。
スペインバルセロナのBaja Beach Clubでは、VIP室に入るためには、チップを埋め込まなければならないようになっている。ここでチップを埋め込む人は、看護婦によって注射でチップを埋めてもらうということだ。
医療用などIDのためにチップを埋め込んだとしても、個人情報を処理するデータ・ベースの技術は完成しているので、チップを埋め込むことにより、それ以外の様々な個人情報をデータ・ベースに蓄えられることになる。
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