ディスカバリーは耐熱タイルの損傷が発見され、前回の事故のような状況も予想されている。
プロジェクトの責任者のパーソンズ氏は、打ち上げの当日に、「故障が見つかってもディスカバリーは大気中に突入させる」という奇妙な発言をしている。また、NASAは、救助のためのシャトルの打ち上げを凍結した。
ロシアは秘密裏に、NASAに対して、ロシアのショーズ宇宙船を3隻打ち上げて、シャトルの乗組員の帰還を助けるという申し出をしたらしい。
しかし、これを受け入れることは、政治的に難しい選択だ。ロシアはISSの義務は既に果たしているので、タダで宇宙船を打ち上げる訳にはいかない。アメリカもその費用を負担する権利がない。アメリカには、宇宙技術の拡散を防ぐために、外国の宇宙開発にお金を出すことを禁止している法律があるからだ。
また、アメリカの技術優位のイメージが崩れることにもなる。ロシアとしては、宇宙関係の技術開発が進展することになり、利益にもなるだろう。
元記事(プラウダ)
プラウダはロシアの新聞。今回は久しぶりですが、これまでにはヘッドラインでよく取り上げられていました。
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