2005年08月04日 Tweet It!

原爆の記録映画

アメリカは広島に原爆を落とし、7万人以上が即死、5万人以上が後遺症で亡くなった。長崎では、4万人以上が即死、後遺症で亡くなった人も多い。

原爆が落とされ、日本が降伏した後、9月には日本の記録映画撮影隊(日本映画社)が、長崎で破壊の模様をフィルムに収めている。また、9月15日には広島に向かった。しかし、撮影は、12月24日に、アメリカGHQによって中止させられ、フィルムも没収された。その後は、撮影禁止例が出て、写真なども没収された。

アメリカは軍事用に、ハリウッドの映画会社に広島と長崎を撮影させた。その会社は、日本人のカメラマンを雇い、撮影させたが、そのカメラマンはアメリカ側にフィルムを引き渡す前に、フィルムの複写を取って、屋根裏部屋に隠した。発覚したら、10年以上、刑務所に入らなければならない危険を冒したものだった。

その後、没収された日本側のフィルムと軍事用のフィルムは公開されることなく秘匿された。発表して、国民が反戦感情を持つのを恐れたためだ。原爆を落としたことを後悔して、フィルムの公開に前向きな人もあったが、AEC(原子力エネルギー委員会)と政府が公表を拒んだ。

このフィルムの撮影に関わったDaniel A. McGovernとHerbert Sussanは公開運動を行ったが、米政府は公開を拒否し続けた。

1967年にやっと、日本撮影のフィルムを日本に返還した。その後、1968年に、そのフィルムについての日本の新聞記事が、元となり、アメリカでもそのフィルムの一部が公開された。

アメリカ側が撮影したフィルムは、こっそり公開されていたが、誰もそれを知らなかった。その後、19700年代中盤に日本人の反核活動家のイワクマ・ツトム氏が、Sussanに米軍のフィルムの話を聞き、文書庫でそれを発見した。そのフィルムは日本の寄付が集まり、イワクラ・ツトム氏が買取して日本にやって来た。1982年にそのフィルムを編集した『予言』がアメリカで公開された。

Herbert Sussanは、原爆症で亡くなったが、死に際して、広島の爆心地に自分の灰をまいてくれと遺言したという。

元記事

長文記事です。内容も充実しています。英語の読める方は読まれるといいと思います。



posted by 狭依彦 at 21:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | 近現代史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
8月3日の新聞に、「日本の原爆研究直筆メモ発見」という見出しで出ている。  ワシントンの米議会図書館で見つかった、という。なぜ今、公にでるのか?、なにか裏があるかもしれない、

清水栄・物理学者は戦前から「F研究」として爆弾開発を認識していた、と書いてある、
王仁三郎聖師が指摘したことでしょうか?、「日本人が原爆を発明したので日本におちた」となにかで読んだ事がありますが今まで半疑でこの悪の発明はアインシュタインとその勢力だ、と思っていました、アインは「F研究」を発展させ利用したのか?。

聖師はさすが鋭い方です、「アメリカ人は個人はいい人ばかりだが、集団になると悪に向かう、日本人個人は悪知恵をもっているが、集団になると善にむかう」
近々、もし金融破壊になると米国民は個に戻る、シビリアンコントロールに立ち上がる動きが出てくるかもしれない。
日本も同じ運命で集団で善に向かう。
何かその集団心理にヒントがありそうな?、聖師はユーモアたっぷりに予言していたかもしれませんね、しかし、人間・王仁三郎は噛めば噛むほど魅力的な聖師様です。
Posted by chuji at 2006年08月04日 14:18
 原爆、これはあります。『新月の光』です。
 王仁三郎の言葉でこれを読んだとき、びっくりしたのを覚えています。
 王仁三郎ではないですが、五島勉さんの話です。理研ですか・・・。原爆を完成させるところまで行っていたが、天皇陛下の言葉でやめてしまったとか(真偽不明)
Posted by 狭依彦 at 2006年08月04日 22:27
わたしも何年か前、それ読みましたよ。
その時は「さすが天皇陛下」とか思っちゃいました。

この本の興味深かったとこは、理研とは別に、それより前、東北大の学生だった彦坂忠義氏(後に博士)が研究開発した安全でクリーンな「ミニ原子炉」の件ですね。

なんでも、彦坂君は当時最先端だった、デンマークのニールス・ボーアの考えを遙かに凌ぐ新理論文を当時アメリカきっての物理学専門誌「フィジカル・レビュー」に送ったが、無視された上、その理論を盗まれ、本来はセーフ・クリーン・エネルギーだったのに悪用され、その彦坂理論によって初めて原爆は完成にこぎつけた・・・と、こんな感じだったかな?

真偽は不明・・・でも可能性はある?
Posted by こゆき at 2006年08月05日 21:58
元のコメントが多いので、こっちに書きます。
>鬼塚英昭氏の新著「20世紀のファウスト」
ハリマン。非常にすごいところをついていますね。私も読まなければ。
Posted by 狭依彦 at 2006年08月05日 23:01
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