このベスランの学校テロ事件の生存者Inga Kharebovaが法廷で証言したところによると、警察の制服を着た男達が、複数の犯人が逃げる手助けをしたという。この裁判は、警察に逮捕された唯一の犯人Nurpasha Kulayevについて最近行われたものである。
証言は次のようなものだ。
証人は解放されてから、母と一緒に、タクシーに乗った。運転手は警察の制服は着ていたが、ショルダー・ストラップは着けていなかった。その後、すぐに、黒い服を着た別の男が乗り込んできた。男はテロリストの一味のようであった。
「彼らは私の言うことは聞かず、車は家とは反対の方向へ走り出しました。運転手はロボットのようでした。家の住所を大きな声で言ったのですが、黒服の男はわたしたちの方へ向き直り『そこは知らない』と言いました。
母とわたしは、車が止まるとすぐに飛び降りました。その時はショックで何が何だか分かりませんでしたが、今ではよく分かるようになっています。きっと、テロリストには外部に共犯者があったのです。そして、多くのテロリストが逃げ出すことができたのです。」
これまでにも、他の証人によってテロリストの多くが無傷で逃げ出すことができたと語られている。
公式的には、3日間の様子見の後、治安部隊が学校に突入して、Nurpasha Kulayev以外の容疑者はすべて殺害されたということになっている。
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