携帯電話の電波のエネルギー放射は弱くて、生物の皮膚に熱を持たせたり、細胞間の化学的結合を破壊するようなことはない。しかし、それにもかかわらず、放射される電波が細胞の性質を変えてしまう可能性がある。女性10人のボランティアに、GSMの電話で1時間電話させ、900メガヘルツの放射を受けさせた実験がある。学者はボランティアの皮膚細胞から580個の異なるたんぱく質を選びだし、すべての女性で2種類のたんぱく質の数が変わっているのを発見した。1種類は89%増加、もう一種類は32%減少しているとのことだ。
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