2013年01月16日 Tweet It!

シリアアレポ大学攻撃

シリアがアレポ大学への攻撃を非難

シリアの国連大使が近頃起こったアレポ大学への攻撃を「卑怯である」と非難した。

火曜日の国連安全保障委員会で、「アレポ大学を狙った卑怯なテロ行為で、82名の学生が殺され、162名が負傷した」と語った。
「シリア国内のテロリスト武装グループはいつも国連安全保障委員会の会合を機会として、テロ攻撃を行っている。そして、同様の事が今日発生したが、私の国の危機が始まって以来、これは10回目、いや20回目のことであるのではないか」と大使は語った。
シリア国立テレビによると、テロリストたちは大学構内でロケットを2発発射した。
女性、子供を含む何人かの住む場所を奪われたシリア国民が、大学構内での犠牲者の中に含まれているという。
最近の国連の報告書では、これまでに29カ国の武装勢力がシリアに入り込んでいるという。彼らの大部分が、過激主義※サラフィスであるという。

※自分たちがコーランの唯一の正しい解釈者であると信じ、穏健なイスラム教徒が不信心者であると考える過激派スンニ派のイスラム過激派組織

元記事
まず第一に、この記事は、イランの記事ですから、内容に関しては全く無保証であると宣言しておきます。

さてさて、このスンニ派過激組織というのは日本人にとってかなり難しいですね。
この元記事がイランの半官通信社(プレス・テレビ)であるので非常に難しくなっています。

実は、「イラクでマラキ大統領に対する糾弾集会が活発である」という記事を訳そうとして、つい最近勉強したのですが次のようになっています。

(1)世界のイスラム教徒の中では、スンニ派、シーア派、ハワーリジュ派いう大きな派閥があり、スンニ派が主流を占め8割以上であるといいます。シーア派は少数派で1割から2割です。
(2)イランとイラクはこのバランスが違い、イラクでは3分の2程度がシーア派です。しかし、イラン戦争前までは、少数派スンニ派のフセインが「独裁」していたようです。
(3)イラク戦争でフセインが倒れた後は、シーア派、スンニ派で政府を形成していたようで、マラキ大統領はシーア派でした。
しかし、マラキ大統領のスンニ派の扱いをめぐって、スンニ派は抗議活動をしている。
(4)イランはシーア派の国です。
(5)シーア派のイランはアサド大統領のシリア政府を支援しています。
シリアの反政府武装勢力はスンニ派で、イラン、イラク以外では全イスラムに対してはスンニ派が多数であるので、他のイスラム教国からは反武装勢力が支援を受けています。

イスラムから考えるとそうですが、このシリアに入り込んでいる武装勢力はイスラム過激派だけではなく、「自由と民主主義」(この言葉、安部さんが最近使っていたように思いますが)のテロ勢力があるわけです。というか、自由と民主主義にお金で雇われた傭兵というか・・・・・・

なにはともあれ、このニュースが日本で報じられるとして、「アサド政府が大学を攻撃した」、非常に非人道的であるとなっているかどうか、それは私は知りません・・・・・・
posted by 狭依彦 at 21:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月25日 Tweet It!

シリア−誰が毒ガスを使うのか

シリアの反政府勢力がシリア軍に対して化学兵器を使う

シリア軍の消息筋によると、シリア政府と戦っている武装勢力が首都ダマスカスの近郊でダラヤの軍に対して化学兵器を使った。シリア大統領親衛隊の指揮官によると、毒性のある黄色のガスを噴出した化学兵器による攻撃によって、日曜日政府軍兵士が少なくとも7名は殺害されたという。報道によると、兵士たちはガスを吸い込んで後一時間以内に死亡したという。

報道によると、外国に支援された武装勢力は、最近、軍や政府側の市民に対して化学兵器を使うと脅していたという。

武装勢力はシリアの水道を汚染させ、アラウィー派とアサド大統領の支援者を皆殺しにすると脅している。

この脅しはYouTubeに投稿されたビデオの中で行われたもので、武装勢力は実験用ウサギで汚染された水を試験しているところが写っている。ウサギは汚染された水を飲むとすぐ、息が切れ、胸が膨れたという。

元記事

日本では、政府軍が毒ガスを使ったというニュースがありましたね。
この元記事はイランの政府系通信社ですから、本当かどうかは分かりません。
私もこれが100パーセント正しいなんて言えないし、50パーセントとも言えないと思います。

でもね、この記事のようにもし本当にYouTubeで反政府勢力が脅しているとしても、日本のメディアはただただ「政府軍が毒ガスを使った」というのであれば、日本人として、寂しい限りですね。

今日もNHKの昼のニュースで、ベツレヘムでのキリスト教の「紛争」が終わるようにとのクリスマスの祈りのことをやっていましたが、「人々が、紛争が絶えないこの地域に平和が訪れるよう、祈りをささげました」「パレスチナのガザ地区では、先月、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスが大規模な戦闘を繰り広げ、170人以上が死亡」。
違うだろう!
「自分は無力で、自分の一票では何も変わらなくて」と自分の無力を正当化する前に、全く信じられると思うニュースの中で、1名殺されたら30名殺すものが本当に「大規模な戦闘」なのか、考えて欲しいな・・・・・・
私たちは、一体どこへ連れてゆかれるのでしょうか?
posted by 狭依彦 at 21:59 | Comment(3) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月14日 Tweet It!

シリアの化学兵器

シリアの化学兵器の話:米とNATOがスポンサーとなった人間への惨事の演出か?

怒りで絶望的になったアサド大統領が自国民に対して致命的な化学兵器を使おうと計画していると、西側のメディアは証拠も無しに声をそろえて示唆している。
先週、米政府関係者はNBCニュースで、「シリア軍は神経ガス科学物質を爆弾に搭載し、アサドからの最終命令を待っているところだ」と暴露した。

西欧政府は、今や、シリアが国家元首の命令で悪魔的なことを計画していると非難の真っ最中だ。一方、マスコミの煽りは最高潮になってきている。シリアの大量破壊兵器に関するニセの報告がニュース・チェーンに注ぎ込まれ、まるで2003年のイラク攻撃の数ヶ月前のことを思い出させる。

発展しているメディアのコンセンサスは、「シリアの体制指導者バシャー・アル・アサドはたそがれに入っているように見え、人間への惨事が起こるのを防ぐために、国際社会がシリア国民を救出するべく出動する責任がある」というものだ。

元記事

イラクの大量破壊兵器について、日本ではどう「教えられて」いるのでしょうね。まさか、「あった」としているのではないだろうね?
というか、何にも考えないようになっているのでしょうね。
posted by 狭依彦 at 21:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月26日 Tweet It!

トルコNATOミサイルをシリア国境に配備要望

トルコとシリアの対立:NATOのミサイルが準備完了、クルド人戦士が国境地帯に

シリアはNATOの地対空ミサイルをトルコ・シリア国境に派遣するというトルコの「挑発的な」要求を激しく非難している。
このミサイル戦隊は数週間程度で配備されるかも知れないが、この不穏な国境地帯にさらなる緊張をもたらすこととなるだろう。

トルコ政府はNATOの相棒に対して、トルコの南部国境地帯にパトリオットミサイル戦隊を配置するように依頼した。これは、トルコの国家の安全を守るために必要と主張している。
このミサイルシステムは600キロメートルまでの範囲で、航空機やある種のミサイルと撃ち落す能力がある。

この国境地域はここ数ヶ月、国境を越えた砲撃が何度も起こされているが、シリアの戦闘機や小型砲艦がトルコ領のターゲットを攻撃したという報告は全く無い

シリアの同盟国(イラン等)では、この配備によって事実上の飛行禁止区域が設定されると懸念されている。

シリアのクルド人戦士は、シリア政府と力を合わせ、反アサドイスラム勢力と戦うことを表明している。この反アサド勢力は、今月、シリアの北方のクルド人地域を攻撃している。

元記事

いやあ〜、クルド人とかが関わってくると、私の少しの知識では、どうなっているかよく分かりませんね。
posted by 狭依彦 at 21:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月19日 Tweet It!

アサド遺伝子組み換え食品を禁止

アサドが「人類の健康を保つために」遺伝子組み換え食品を禁止

シリアでは19ヶ月間にわたる紛争で3万3千人以上の人が亡くなっている。その大統領であるアサド大統領が人類の命を守るため、遺伝子組み換え食品に関する法律を発布したと、国営の通信社SANAが伝えている。

シリア政府軍は大統領の支配に対抗している武装反政府勢力との流血を伴う対決に釘付けであるが、遺伝子組み換え食品の使用や製造を規制するために、アサド大統領は遺伝子組み換え有機体の健康への安全性についての法律を承認したと国営通信社は伝えている。

元記事

こんな法律を発布するだけの「余力」が残されているのですね。
ちなみに、アサド政権をつぶそうとしているのが、この遺伝子組み換え食品を国民に食べさせようという勢力のフロントマンたちですね・・・・・・
posted by 狭依彦 at 23:13 | Comment(4) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月18日 Tweet It!

シリアのイラン軍

イランがシリアに軍を置いていて、もしそうせざるを得ないなら軍事行動に出るとことを認めた。

イランが、はじめて、IRGC(イラン革命防衛軍)の軍隊がシリアに派遣されており、アサド大統領の政府が反政府勢力をたたくのを支援していて、イランの同盟国シリアが攻撃を受けるなら、軍事介入を行うと警告した

イラン政府のアサドに対する支援が続いていることをあきらかに公に示すサインとして、イランのイスラムエリート編成軍の司令官Mohammad Ali Jafari将軍は、IRGC(イラン革命防衛軍)のメンバーが数多くシリアに派遣されているいると語ったが、詳しい内容は語らず、これは「軍の駐留」という性質ではないと主張している。

元記事

イランの動きは、戦争につき進んでいるようですが、どうでしょうか?
一応、イランは負けない自信があるようなことを言い続けていますね。
posted by 狭依彦 at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月12日 Tweet It!

シリア関係2題

シリアの反体制派がアレポで20人の兵士を処刑

反対派は、これらの兵士は週末のあるときにハナノの東部地域にある軍事施設を攻撃した時に捕らえられた者たちであると、月曜日、AFPが反体制派の消息筋からの話をとりあげている。

YouTubeにあげられたビデオによると、兵士たちは手を背中の後ろでくくられて、目隠しをされた状態で、一列に並べられて銃殺された

この軍事施設は、武器庫として使われていたが、徴兵センターと軍事警察と機動隊の地方支部の本部として使われていた。
現在では、施設は武装グループとの数日にわたる激しい戦闘の末、シリア軍の全面的支配下にある。

元記事

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シリアでテロリストから没収した中にNATOの武器貯蔵品

21561natoweapons.jpg

これらの武器と軍事装備はシリア軍がイドリブ県で接収し発見したものだが、それによるとシリアでのNATOのテロリストに対する、軍事的兵站支援が行われていることを示している。

この箱には "NATO BALL" と刻印されている。軍事専門家は、これはトルコのものではない、トルコのものはトルコ語が書かれていると言っている。

元記事

反体制派の武装グループは、「自由を求めて」戦っているのですから、そんなことをするわけはありませんね?イラン系の通信社のガセネタですかね?

でもね、ちょっと考えてみましょう。
シリアでは独裁政府の容赦ない攻撃によって、武装グループ、一般人が沢山殺されているのですよね。
それで、内戦状態になっている。
そんな中で、こっぴどく痛めつけられている反体制派が復讐の見せしめにしようとした、ってことはありそうですよね。
いやいや、「自由を求めて戦っている人たち」がそんな残虐行為をするわけはない?か?

そんでもって、シリア政府は独裁でひどい政府のはずだけど、どうして、兵士はここまでやられていて、政権も不安定になっているのに逃走していないのでしょうか。もっと、総崩れになっていてもおかしくないのでは?
posted by 狭依彦 at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月07日 Tweet It!

ロイターのシリア報道

ロイターは信頼できる通信社か?

今日、おかしなことが起こった。ニュース産業では考えられないことだ。
ロイターはいわゆるトルコ支援のFSAテロリストの長Riad al Asaadとインタビューを行った。アサドは自分の隊は大きな損害を負ってアレポから撤退したと語った。シリア軍に1000人が殺され、1500人が拘束されたという。
それから、アサドは、自分のFSAテロリストはシリアの全ての町から撤退する、理由はシリア政府とカタールとサウジアラビアの政府の間で、自分のテロ組織を排除する陰謀があると信じられるからだと語った。

ロイターはまた、シリア政府がリビアで使われた化学兵器をトルコ経由で取得して、国民に対して使ったと報道した。

もし、シリアの国家が同じ国の構成員である国民に化学兵器を使ったとすれば、軍隊から自分自身の家族に化学兵器を打ち込める者がいるのであろうか?どんな利益があるのだろうか?特に、シリア軍は地上戦で勝利を収めていて、反政府勢力が西欧国家と中東の子分たちによって公然と支援されているのが分かっているのに、どうしてシリア軍が化学兵器を使うのだろうか?

その後、ロイターは少したってからこの記事を引っ込め、ロイターのサイトがハックされたと発表した
これによって、彼らのサイトがどれくらい安全で、彼らのニュースが信頼に足るのであろうか?

元記事

日本ではこのようなニュースは絶対少数派で、何という「でたらめ」なんて感じられるかも。
私も、これらのニュースが絶対本当だとは保証できません。
でも、リビアで化学兵器を押収していたのは誰なのか?その化学兵器はトルコを経由してシリアに運ばれたとなっているけど、トルコはシリアの敵国で、反体制派を援助しているのではないだろうか?
などど、ニュースを鵜呑みにせず、ちょっと考えてみるのも一興かも・・・・・・
posted by 狭依彦 at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シリア反体制派

反政府勢力の中にシリア人は誰もいなかった:英ジャーナリスト

シリアで反政府勢力に拘束されていた英国人の写真家が、自分を捕まえていたものたちは外国の過激派で、英国人も数人含まれていて、シリア人は一人も見当たらなかったという。

7月19日、フリーの写真家John Cantileはオランダ人の同僚Jeroen Oerlemansと共に、北シリアで誘拐され、一週間後に解放された。
Cantileは外国の過激派が30人集まったキャンプで拘束されていて、英国人やパキスタン人も数人いたという。
さらに、彼は、自分を捕まえていた中の数人は「南ロンドンなまりの若者」であったと明らかにした。

元記事
posted by 狭依彦 at 22:10 | Comment(4) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月30日 Tweet It!

中国駆逐艦シリアへ

中国の駆逐艦がスエズ運河を経て地中海に入った

中国の駆逐艦がスエズ運河を経て地中海に入ったとエジプトの日刊紙Al-Shurukが日曜日報じた。
この駆逐艦はシリア沿岸に向かっている可能性があり、シリア沿岸地域で海上演習が計画されているという。

中国はシリアの同盟国である。
西欧がバックとなり国連安全保障委員会がシリアのアサド大統領対する圧力を強化して、民主主義勢力に対する政府の弾圧による暴力をやめさせようとしたが、それを阻んだという。

イラン、ロシア、中国、シリアの軍隊が地中海で海上演習を計画していることが、先月の報道にのぼっていた。この報道によると、この4カ国からの9万人の兵士がシリア沿岸で行われる大規模な海上戦争ゲームに参加するということであった。

イラン戦艦は2月に地中海に入り、シリアに停泊しているという。
ロシアは先月11隻の艦艇を地中海に派遣し、一部がシリアに停泊しているという。

元記事

海上演習というのは怖いですね。
韓国の船が沈んだのも海上演習でしたね。

シリアは「内戦」状態になっているのですが、リビアの時みたいに「国際社会」は「調停」には入っていませんよね。
きっと、このようなことが「調停」できない理由になっているのでは。
イランで第三次世界大戦が「あるある」と思っていたら、シリアで対決(と言っても出来レース)するのでしょうか?
イランでは大規模になりすぎるので、シリアなのでしょうか?
posted by 狭依彦 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月24日 Tweet It!

イラク爆弾事件多発

イラクでの虐殺、145名が死亡、379人以上が負傷

攻撃が悪化して二日目、少なくとも145人のイラク国民が殺され、379人以上が負傷した。
この攻撃は、ほとんどが爆弾事件であり、スンニ派が支配している地域で治安要員をターゲットにしているように思われる
さらに数個の爆弾が処理され、数発が爆発したが犠牲者は無かった。
多くの攻撃でおおくの犠牲者がある場合は、いつも、別々の当局の報告で数字が違い、相反する数字となる。
いくつかの住居用の建物が爆弾で破壊されたTajiなどではさらに多数の死傷者が見込まれている。

6月に始まった攻撃の高まりからほんの短い間の小康状態の後、昨日、首都の南部で暴力事件が起こった。
先月の一番悪い日には死者107名、負傷384人であったが、月間では500名以上が殺されている。


元記事

元記事に爆弾事件などのリスト(英語)が載っていますが、ほんとうに、至る所で起こっているようです。
イラク戦争以後、何人くらいの人が死んでいるのでしょうか?
posted by 狭依彦 at 21:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月19日 Tweet It!

シリア政府ビル爆破テロ

国連事務総長パン・ギムン氏、シリアの爆弾攻撃を非難

国連事務総長パン・ギムン氏はシリアの高官4人が死亡したダマスカスのテロ爆弾攻撃を非難している。

パンは水曜日に出した声明で「政府高官が死亡したり重傷を負わせることとなったダマスカスの国家安全保障本部の爆弾攻撃を強く非難」したとAFPが報道した。パン氏は「時が最も重要である。シリアの国民はあまりにも長い間苦痛を味わっている。流血は即座に終わらせなければならない」と語った。

元記事

テロと題をつけましたが、日本ではテロではなく「自由を求めた戦い」ですね。

NHKのニュースでは、このニュースは無く、アサド政権の崩壊は近い、しかし他の中東の春には受け皿があったが、シリアの場合は受け皿が無いので、アサド後のシリアの「国」が心配であると、心配している様子でした。

「自由」と「国」を持ち出す奴には、眉にツバを・・・・・・
posted by 狭依彦 at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月18日 Tweet It!

シリアとアルカイダ

報道によるとアルカイダの旗がトルコとイラクの国境にはさまれた国境地帯のIdlibとAleppoの一部の場所で公然と掲げられているという。

アルカイダの旗はシリアでより多く目に付くようになっている。特に、これらの地域に新たに武器や資金が流れ込むにしたがって増えている
デイリー・テレグラフの目撃証言によると、アルカイダの使っている黒い旗がいくつかの村々高くひるがえり、反政府戦士の輸送トラックにも掲げられているという。

シリアにはアルカイダがもぐりこんできている。アルカイダはCIAとアメリカ人に使われている」と匿名で語る政府当局者もある

アルカイダのシリアでの最終目標は彼らが最も敵視している者であるアサド大統領を追放することだという。

第二の目的はシリアに足がかりを築き、シリアでイスラム国またはカリフ国の樹立を見ることだという。

また、アフガニスタンに引きづりこんだように、シリアでもアメリカとNATOによる戦争をまた引き起こすことも目的であるという。

元記事

アルカイダがいるので、アメリカは出動しなければならない。
なんか、昔のSFテレビ番組のようですね・・・・・・
posted by 狭依彦 at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日 Tweet It!

シリアのクルド人グループ

シリアのクルド人グループ、反体制派会議から退出

カイロで行われたシリア反体制派の会合で、シリアのクルド人グループが退出し、小競り合いと殴り合いが始まり、会場は大混乱した。

「会議ではクルド人は認知されるべきだという条項が否決されたので、クルドは退出した。不公平なことで、我々はもはや取り残されることに我慢がならない」とナショナル・クルド人会議のAbdel Aziz Othmanは二日間の会議の終わりに語ったという。
この会議はアラブ連盟によって開催され、シリアの反体制派250名がカイロに結集した。
その同日、ロシアの外相は、ロシアは7月6日にパリで行われるFriends of Syriaグループの会議を欠席することを発表している。その理由は、6月30日にジュネーブで Syria Action Groupが結成されているのだから、その他の形の解決を話し合うのは必要がないというものだ。
Friends of Syriaグループはその発端より、シリアの反体制派でも外国の影響のあるものたちだけを支援することだけが目的であり、米国、英国、ドイツ、フランス、サウジ・アラビア、カタールがその主要メンバーであるとロシア外相は語っている。

元記事

クルド人WIKI引用)
トルコ・イラク北部・イラン北西部・シリア北東部等、中東の各国に広くまたがる形で分布し、独自の国家を持たない世界最大の民族集団である。人口は2500万〜3000万人といわれている。中東ではアラブ人・トルコ人・ペルシャ人(イラン人)の次に多い。宗教はその大半がイスラム教に属する。

クルディスタンWIKI200px-Kurdish-inhabited_area_by_CIA_(1992).jpg

この地域も非常に興味深い地域です。
posted by 狭依彦 at 21:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月03日 Tweet It!

シリア情勢

一万人の武装勢力が内戦のためにシリアに入る

対戦車ミサイルなどの高度に洗練された武器を携えた武装勢力が約1万人シリアに入り、同国の不安定さに油を注ごうとしている。

情報筋によると、これらの武装勢力はレバノン国境側からシリアに入国したという。

シリア政府によると、HomsのJoret al-Shayyah近郊では武装グループを一掃し、同地域には平穏が戻ったが、al-Hamidiye、al- KhalidiyaやHomsの旧市街では戦闘が続いているという。
また、武装勢力は「焦土作戦」を用いて、退却前にその地域を破壊してゆくという。

シリアは2011年の3月中ごろより、重大な騒乱に見舞われている。これらの暴力沙汰は多くの人たちの命を奪っているが、その中には治安部隊の兵士も大量に含まれている

西側やシリアの反対勢力は政府に殺人の責任があるというが、シリア政府は「無法者、破壊工作員、武装テロリストギャング」などが騒乱を引き起こしていて、彼らは国外から指揮されていると主張している。

元記事

元記事はイランの反国営通信社。
posted by 狭依彦 at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シリアのトルコ機撃墜

ロシアがトルコのジェット機撃墜に関与

英国のサンデー・タイムズ紙の日曜日の記事によると、10日前にシリアの対空防衛システムによってトルコの戦闘機がインターセプトされ撃墜されたが、それにはロシアの技術者が大きな役割を果たしていた。
中東の外交筋の同紙への情報によると、トルコの F-4E Phantom IIを破壊したのは、NATOにシリアの内戦に介入しないように警告を発する意図を持った瞬時の決断であったという。
イスラエル空軍の情報筋では、「ロシアの専門家が自分でボタンを押したのではないにしても、少なくとも彼らがボタンを押したシリアの兵士の横についていたことがあったとしても、驚くべきことではない」と語っている。

元記事

シリア情勢に対するロシアの関与はヘッドラインでもよく出てくるニュースです。
ロシアという「国」がシリアに対して権益があり、それを守ろうとしているという筋書きより、1つの組織の2つの手(ロシア、西側諸国)が、シリア政府、シリア反体制派両方を支援(扇動)して戦争を起こさせようとしていると、私は考えています。
posted by 狭依彦 at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月17日 Tweet It!

露がシリア防衛ミサイル供与

ロシアがシリアに防衛的ミサイルシステムを供与

金曜日、ロシアの武器輸出企業の代表が「当社はシリアに先進的防衛ミサイルシステムを輸出している。これは、もしアメリカや他の国々がシリアの暴力の悪循環を止めるために介入しようとするなら、飛行機を打ち落とし、艦船を沈めるために使われる可能性もある」と語った。
「このシステムは、ほんとうに防衛のためには良い方法であり、海空からの攻撃に対して、信頼できる防衛である。これは、脅威ではないが、攻撃を企てているものは誰でもこれを考慮すべきである」と、代表であるRosoboronexportのゼネラル・ディレクターのAnatoly P. Isaykinはインタビューで語った。

元記事

Rosoboronexportはstate cotoroledですから国営企業と言ってもいいでしょうね。
たぶん、ロシアを支配している勢力の中心の一角でしょう。
プーチンとか表に出ている役者より、裏の強い奴等が巣くっているのではないかと想像されます。

シリアについては、何度か紹介しているように、決して自由、民主主義での革命とそれに対する反動ではないでしょう。
革命を起こしているものたち(反政府武装勢力)を操っている者も、この政府側に武器を与える者も、みな同じ勢力の2つの腕であると私は考えます。

最近、霊界物語の65巻を調べているのですが、シリアの位置を再認識しました。
エルサレムに向かって「北から来る」としたら、その道筋になるからです。
asia_eurasia_2.jpg
posted by 狭依彦 at 09:49 | Comment(4) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月12日 Tweet It!

シリア反政府側に化学兵器

シリアの反体制派が化学兵器を使おうと目論んでいる。シリア政府が非難

報道によると、シリアの武装反体制派が化学兵器を手に入れた。これらはリビアから手に入れたものだ。
反体制派は一般市民に対して化学兵器を使い、その残虐行為をアサド政権になすりつけようとしているという
DamPressの報道によると、化学兵器を持っている反体制グループはトルコ国内でその使用方法の訓練を受けているという。この陰謀に関してのそれ以上詳細は明らかにされていない。

昨年のリビアの内戦以来、リビアにある化学兵器の貯蔵量は大きな懸念となっていた。
それがテロリストの手に落ち、世界のどこかで使われる恐れがあったのだ。
しかし、リビアで携帯地対空兵器が行方不明になったのとは違い、化学兵器が無くなったとの報道はなされていない。

元記事

元記事にシリアの自由シリア軍の戦士の写真(ロイター提供)があります。
「自由」というのは、アブナイ語ですから、「自由とは違う」などとコメントするのはやめますが、この戦士、テロリストの「におい」がするのは私だけでしょうか?
この写真と、最近紹介した、シリア政府軍の写真と比べてみるのも一興かも。
posted by 狭依彦 at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月11日 Tweet It!

中東で光の輪目撃

昨日、イスラエル、トルコ、ヨルダンの人々が数千人、回転する「UFO」が空中で回る車輪を演出するというショッキングな光景を目撃した。
キプロスやレバノンも含めて、空中高くきらきらとしろい光がダンスする様子にパニックとなった住民たちの電話が警察に殺到した。
この出来事に対する数ある説には、ミサイル実験の失敗、地球の大気圏で衛星が壊れた、宇宙人の宇宙線の来訪などがある。

元記事

元記事にビデオへのリンクもあるようです。
元記事の後の方の画像は、2009年の北欧でロシアのミサイルが失敗したときのものです。
posted by 狭依彦 at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月11日 Tweet It!

シリアは内戦状態

英左翼メディアは「陰謀論」を持ち出してシリア侵略を説明しようとしている

英国の左翼メディアは、リビアの次の「ヒューマニタリアン」侵略を売り込むのに必死で、アサド大統領の政府を虐殺的だと描くキャンペーンの一部として、シリアで起こっていることについて陰謀論を生み出した。これらのメディアはシリアは内戦状態にあることを全く理解できていない。

イギリスのガーディアンなどの地位のある左翼新聞は9/11攻撃やロンドン爆弾事件についての公式な話に疑問を呈するというthought crime(ソート・クライム)思想犯罪をあえて犯すような人々に対して容赦なく猛烈に攻撃を加えてきた。
それゆえ、アサド大統領の軍隊を狙った一連の爆破と攻撃はアサド政権それ自身によって起こされている「フォルス・フラッグ」(自作自演)であると示唆し続けるのは全く論理的であるように思われる。

元記事

「論理的」というところがややっこしいのですが、
イギリスの左翼誌
=>9/11を陰謀論であるとする人々を攻撃
=>アサド政権に対する攻撃をアサド政権の自作自演であるとする

アサド政権に対する攻撃があるのは認めざるを得ないが、それを、民主主義側の攻撃であるとは認めることができないので、自作自演とした。
ということだと私は理解しています。

ということで、シリアの状態は、無力な市民に対する政権側の虐殺というよりは、内戦状態であると考えたほうが論理的であると思います。
その場合、これまでの流れから、民主主義側の武装勢力(テロリスト・フリーダムファイター)の方が、政府側よりもより「残虐」であると考えられるでしょう。

私は日本のメディアはほんとにたまにNHKくらいですが、2、3日前には「アサド政権側の一方的な民主主義運動に対する弾圧」ということになっていて、温厚そうに見えるキャスターが興奮さえしているように思えました。
しかし、今後になると、それではまずいので「内戦状態」になり、「弾圧されている国民が耐え切れずに立ち上がった」みたいな感じで、「誰と誰との内戦」であるかは触れられず、「アサドが悪い」だけが強調されるような報道になるのではないかと予測していますが・・・・・・
posted by 狭依彦 at 10:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際中東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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