ゴールドマン・サックスはどのようにして食糧危機を演出したか銀行家たちは一目見るやそれが良いシステムであることを見てとった。数十人の隠れた投機家たちがゴールドマンの後に続き、生活必需品のインデックスゲームに加わった。Barclays、 ドイツ銀行、 Pimco, JP Morgan Chase, AIG, Bear Stearns, Lehman Brothersなどいろいろだ。
お金がすべてを説明してくれる。
2000年のバブルの崩壊以降、生活必需品の指標への投資は50倍の増加となっている。
2003年には、生活必需品の先物取引は全部で130億ドルと不活発であった。
しかし、2008年はじめの世界的な財政危機が投資家を脅かし、ドル、ポンド、ユーロなどが投資家の信頼を失い、食料を含む生活必需品が投資家には最後の砦に見えるようになった。
2008年1,2月では、投機化が550億ドルを生活必需品市場につぎ込み、6月には全部で3180億ドルが市場に出回っていた。
食料のインフレーションはそれからずっと続いている。
例えば、通常は4ドルから6ドルの範囲で取引されていた小麦の一品種が25ドルまで上昇した。
2005年から2008年にかけては、世界中の食料価格が80パーセントも上昇した。
ウォール・ストリートの穀物、食料、家畜などに対する投機の結果、国際的食料生産と配送システムが影響を受けた。
世界の食料供給は供給が縮小するのに従って、また、穀物実物に対する需要が高まったばかりではなく、投資銀行化たちは穀物の先物取引の価格を意図的に上昇させるような操作を行った。
その結果、これまでは市場の2割を占めていただけの投資家が、今や、実際の穀物取引家を上回り、1人に対して4人当たりとなり、先物の架空の小麦が小麦実物の価格を支配するようになった。
食料市場が不安定なため、世界的な協力のための大きな機会となるべきものが打ち砕かれてしまった。
トウモロコシ、大豆、米、小麦などの価格が高くなればなるほど、世界の穀物生産国は協力して、一般的には貧しく、パニックに襲われた穀物輸入国が食料インフレや政治的変動に見舞われないように協力すべきである。
しかし、そうする代わりに、神経質となった国は自己中心的な政策で対応した。輸出禁止から買いだめ、アフリカでの新重商主義的な土地所有などである。
そして、懸念を持った活動家や国際機関が穀物投機を抑えようと努力しても、それは何の効果もない。
その間ずっと、インデックス・ファンドが繁盛すれば、銀行家のポケットには利益がころがり込み、世界の貧者は飢餓の瀬戸際にさらされることとなる。
元記事経済記事に近い記事と思われますので、訳が難しかったです。
私は、この投機、お金儲けのためではなく、「人口削減」の目的で起こされたと思っています。