SF小説がDARPA兵器を着想させた故アーサー・C・クラークの有名な話に1945年に静止通信衛星を一般に知らしめたことがある。今や、DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency●《米》国防総省国防高等研究事業局)はクラークの最も危険なアイデアを現実化することに努めている。
クラークの1955年の小説Earthlightのクライマックスは月の要塞とそれを攻撃する3機の宇宙船の間の戦闘シーンである。戦闘の絶頂で、防衛軍の司令官が"The Stiletto"を発射する。すると、昆虫学者が虫ピンで蝶々を刺すように、一機の宇宙船を光の棒が貫いた。
元記事アイクのヘッドラインとは違うけど、プラウダにアーサー・C・クラークの記事があったので紹介。アーサー・クラークによる人類の未来元記事2009: 発展途上国の一つの町が不用意な核兵器の廃棄処分によって破壊される。国連で論争が行われ、間もなく、地球上のすべての核兵器の廃絶という結果をもたらす。
2014: 地球の軌道上に宇宙ホテルが建設される。
2016: すべての現在の通貨が廃止され、Megawatt-hour(メガワット/時 たぶん電力の単位)が交換単位となる。
2019: 巨大な隕石が北極に落下する。だれも負傷するものはないが、グリーンランドとカナダの海岸に巨大な津波が押し寄せる。
2020: 人工知能が人間のレベルに達する。これ以降は、地球上に2つの高等種族が存在する。人工種族の方が、アナログ種族より急速に発展する。
2021: 人間が火星に降り立つが、それは、不快な驚きをもたらすだろう。
2023: コンピュータで作られたDNAによってクローンの恐竜が作られる。
2024:科学者は銀河の中心から放射されるultra red signals(たぶん 赤外線の信号)を検地する。しかし、その意味は解読されない。
2025:Neurosurgical(ニューロン脳外科でしょうか?辞書にない)研究によって、生物組織の秘密がすべて解き明かされる。
2057: 宇宙時代の100年祭りが開かれる。元年をソビエトが有人衛星を初めて打ち上げたときとする。
2061: ハレー彗星が戻ってくる。
2095: 光速で航行が可能な宇宙船が設計される。
2100: 歴史は再び始まる